パキスタンで働く彼氏と、
コロナで鎖国中の日本に住む私。
さて、初めて対面するとしたらどこがいいのか。
パキスタンからも、日本からもコロナ制限がなく、ビザも必要なく、出入国が可能な国でないといけません。
結果を先に言いますと、「タイ」に決まりました。
このキッカケは、パキスタンのラマダンにより現地で作業ができず1週間ほど彼の会社が休暇になったため、彼の同僚が「パキスタンにいるよりかはタイで休暇しよう」と提案し、彼が「同僚とタイに行くかもしれない」と私に話したことでした。
2022年4月の時点で、タイは観光客呼び込みのため、他の国よりも早く入国制限を緩めていました。
そして、「タイなら私も合流できそうだ」と彼に計らったのです。
彼は同僚のおじさんなんはそっちの気で、2人でこの計画が可能か調べまくりました。笑
条件をクリアすれば行けるとわかりました。
タイ政府はいち早く外国人観光客の受け入れを始めたのですが、「タイランドパス」というシステムを導入していました。
「タイランドパス」は、ビザと変わらないくらい条件があり、5つほどの申請を通過しなければなりません。
タイの機関から
"この人は入国しても大丈夫"、
というお墨付きが出て、正式なQRコードを取得しなければ入国することはできません。
こんな条件だらけなんて「旅行エージェントに相談しないとわからない」と思っていましたが、冷静で賢い彼には必要ありませんでした。
2人で一生懸命調べ、一つ一つチェックをつけて解決していきました。
政府指定のホテルの予約証明、
ワクチンの接種証明(英文)、
空港からホテルまでのハイヤー予約の証明をホテルに英文で出してもらう、
海外旅行保険の支払い証明(英文)、その他諸々。
Web申請はエラーが出て進めなくなったり、一瞬で消滅するwebサイトとの闘い、申請内容のドキドキの返答待ち。
そして、ようやく何とか2人ともタイランドパスの審査を通過することができ、
晴れて入国のQRコードを与えられました。
そして遂にタイに飛び立つ当日。
チケットもタイランドパスもQRコードもパスポートも万全に備え羽田空港のチェックインカウンターに並ぶ。
すると、まさかの緊急事態が起きるのでした。