Hola! 元気が出たらいいな。

こじらせ30代女子の生きる道

大恋愛の末にスペインから連れてきた大事な彼氏と破局して1週間。

なかなか情報量の多い衝撃的なタイトルですが、最近起こった事実です。

こんな夜中に読んでくださる方がいるかわかりませんが、今実家で過ごしている理由がこちらなので

心の整理のため時々心境を書こうと思います。

未だに付き合った2年間が夢だったかのよう…。

今の心境は上の絵日記とコメントそのものです。

彼との2年は "まるで夢だった" かのよう....。

数字で言えば10000が0になったのと同じです。

2人で積み重ねた10000が急に0になり、未だにポカーンとしています。

この前まで一緒に図書館やスーパーに行き、

一緒に夕飯を食べ、なんと日本とスペイン合わせて5ヶ月近くも24時間一緒に居た人だったのです。

これはある意味、異常です。

別れの原因の一つは、この異常で極端に密着した日常から来るストレスからでした。

海外遠距離恋愛だったのに、今度はワンルームで一緒に生活。あまり外にも出歩かないので、コロナ離婚みたいに近すぎて喧嘩しがちに..。

 

富士山登山の練習のため、山登りに行きました。頂上ではまだ仲が良かったのですが、

その帰りにケンカが起きてから、感情が拗れ

どんどん険悪になってしまいました。

窮屈な環境や蒸し暑さやマンネリ化した日々にお互いストレスで爆発スレスレの日々だったのですが遂に彼が爆発してしまったのです。

そして敢えて離れた時間を作るため、気分転換に出かけた友達とランチから家に帰ると、

玄関に大きな荷物が置いてありました。

彼はたった2,3時間で荷物を纏め終わって家で待っていました。

帰宅後、玄関にあるスーツケースを見ただけですぐに理解し、荷物にも本人にも抱きついて子供のように、それはそれは、大泣きしましたが、私も状況を頭では理解していたので、なんとか受け入れるしかありません。

昨夜に見てしまった、この頑丈な精神を持つ彼の涙目を見たのは、もう終わりの証だと悟りました。

そして、「別々の道を歩む」と決断してすぐ、2日後に出国する航空券を取り、荷物を纏めて東京の我が家から出て、ホテルへと旅立って行きました。

彼は良い意味で段取りが冷静で素早い。

 

最後に、出国前夜の日に待ち合わせをして、2人でお気に入りの焼肉を食べに行くことができました。もうカップルではなくなった不思議な時間を過ごしました。

 

彼はまだ帰国という最後のタスクがあるので冷静でしたが、私はカプセルホテルに泊まったと聞いて、腕にはめたロッカーの鍵を見て思わずウルウルしてしまいました。

何故なら、プライドが高く、また、睡眠に対して神経質なためカプセルホテルのようなホテルに泊まらない人だったからです。

あれだけな大荷物も持って日本語もわからず慣れない駅を使って、電車で人混みに揉まれどれほど大変だっただろうか。

過保護の母親みたいな気分になり、また無駄にウルウル。

焼けたお肉を次から次へとお皿に乗せてってくれる優しにウルウル。こんなことしてくれる人がもういないのか..。

 

焼肉の後、ベンチに座って会話し少しゆっくりしました。

そして、そろそろ明日の早朝のフライトのためホテルに帰る、と。

 

自転車置き場近くまで送ってくれ、

待っていた信号が青になり、

最後にハグをして別れました。

Sorry, Thank you so much.

 

横断歩道では振り返らずに進みました。

彼との恋愛のため降り立った国は乗り継ぎ含め全部で7ヶ国。

こうして世界を舞台にした大恋愛が終わったのでした。

 

何とか最後の時間を過ごせた..

自転車に乗り、無心で家に向かって漕ぎます。

家に着くと、彼の姿も彼の荷物もない変わり果てた異様な空間に押しつぶされ、悲しみが爆発。

ここで、最大の精神的ショックが襲い

頭がパニックに。すぐさま母に電話かけました。

 

幸いなことに仕事が休みですぐ電話に出てくれ、精一杯なだめてくれました。

この家や街にはしばらく激しすぎる喪失感で居られないので、メンタルのサプリを貰い、ガラリと荷物が無くなった部屋を片付け、その日のうちに新幹線で帰省したのでした。

 
今は1週間ほど経ち、家族がいてくれる安心感、ペットの癒し、そしてなんといっても彼の面影がない環境のおかげで少し落ち着いてきました。彼だけがいない、東京の自宅に戻るのがまだ少し怖いのでもう少し実家の手伝いに専念します。

彼に対しては、周りの人たちは"あんな人と別れてよかった"と言われますが、未だに後悔と感謝。

ケンカや遠距離で辛い時間もたくさんたくさんあり、その度に泣き、何度も諦めようとしましたが、頑張って続けました。

そして、彼のおかげで海外のあちこちを旅することができ、唯一無二の存在であることを何度も実感しました。

まるで、前世で生き別れてやっと一緒になった人、というような印象が時々ありました。

 

そして彼のおかげで南スペインの素敵な景色や料理にたっぷりありつけたのです。

私の夢を少なくても10個は叶えてくれた不思議な存在。

彼の通った、スペインの田舎の小学校や高校まで訪れ、彼のいとこ達と遊び、親戚たちとカフェに集まり、家族と暮らし、犬の散歩に行き、

昼は洗濯を干し、友人たちとビーチバレーをしてアイスを食べ...

彼のスペインでの平凡な人生に触れることができたのです。

 

そんな時間や経験は、私の人生の宝物です。

 

彼には、自分の夢を叶えて、望む未来に近づいて幸せになって欲しいと願っています。